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片頭痛

梅雨の時期、気圧の関係もあるのか、頭痛で受診される方が多くなってきました。慢性の頭痛、いわゆる頭痛もちの人には、2種類の頭痛があります。一つは片頭痛、もう一つは緊張型頭痛です。今日は片頭痛について説明します。片頭痛の特徴としては、ズキンズキンと脈打つような頭痛が、頭の片側、ときには両側に生じます。吐き気も伴くことがあり、音や光などに敏感になります。そして、頭痛がはじまると4時間から3日ほど続きます。中には、頭痛が始まる前に、目がチカチカとするなど前兆(前ぶれ)がある人もいます。

片頭痛の発作の時には、鎮痛薬を使います。よく使われるものには、アセトアミノフェン(カロナール)、イブプロフェン(ブルフェン)、ロキソプロフェン(ロキソニン)、ジクロフェナク(ボルタレン)などがあります。軽度の頭痛の場合には、これらの鎮痛薬が効くことが多いでしょう。また、片頭痛特有の薬のトリプタン製剤というものもあります。トリプタン製剤は、中等症以上の方に使用します。スマトリプタン(イミグラン)、ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)、エレトリプタン(レルパックス)などがあり、主に経口薬で使われますが、注射薬や点鼻薬のあるものもあります。頭痛発作の早い時期に服用するほうがよく効くことが多いです。また、嘔気がある場合などには吐き気止めなどを併用すると症状が楽になります。

頭痛があると、学校や仕事、家事など生活に支障がありつらいものですね。頭痛で受診された際には、少しでも症状が楽になるようにお手伝いできればと思います。また、いつもの頭痛よりひどい、頭痛の生じる頻度が多くなった、などの場合には、他の原因が隠れている場合もありますので、早めに病院を受診するようにしましょう。